21日の東京株式相場は上昇している。消費者物価指数(CPI)の予想を上回る上昇を受けて銀行株が値上がり、マイクロン・テクノロジーの売上高見通しが好調で半導体関連株も買われている。

米金融株高や日本のCPIの上振れが追い風となり、銀行が高い。電気・ガスや医薬品など内需ディフェンシブの一角も堅調。マイクロン決算が好感されて電機も上げている。一方で米連邦公開市場委員会(FOMC)後に円が対ドルで上昇、自動車は軟調だ。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)がTOPIX上昇に最も寄与している。構成銘柄1692のうち1027が上昇、601が下落、64が横ばいになっている。

SBI証券の鈴木英之投資情報部長は「いまのところ大きく荒れることなく経済が回復して賃金も上昇しており、利上げそのものの見通しは変わらない」と述べた。米保険・投資会社バークシャー・ハサウェイが商社を買ったことで、バリュー株が見直されやすい局面だとも付け加えた。

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