19日の欧州株は4日続伸。投資家はウクライナでの停戦の可能性を意識したほか、米東部時間午後に発表される連邦公開市場委員会(FOMC)の決定にも関心が集まった。

ストックス欧州600指数は0.2%上昇。エネルギー、小売り関連銘柄が買いを集めた一方で、化学、通信株は売られた。

欧州債市場では償還期限が短めの国債利回りが上昇した。市場ではFOMCは政策金利を据え置くと見込まれていた。

英2年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して4.21%。10年債利回りは1bp低下して4.63%。トレーダーはイングランド銀行(英中央銀行)が20日発表する政策金利は据え置きを見込むが、政策当局者の判断に注目している。

短期金融市場で織り込まれている欧州中央銀行(ECB)の利下げは年末までに46bpに後退。ECBのデギンドス副総裁は、世界的な不確実さはECBが金利の道筋について事前に約束できないことを意味すると述べた。

3月19日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

原題:European Stocks Edge Higher With Focus on Fed’s Rate Decision

Two-Year European Bond Yields Rise Before Fed: End-of-Day Curves

(抜粋)

(欧州マーケット概観を加えます)

--取材協力:Sagarika Jaisinghani、Paul Jarvis.

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