ドイツのエンジニアリング会社シーメンスは世界で約6000人の削減を計画している。その約半数はドイツ国内の従業員が対象となる。需要低迷に苦しむ工場自動化部門のコスト削減などが狙い。

18日の発表資料によれば、自動化部門では2027年度末までに独国内の従業員2600人を含む計約5600人を削減する予定。電気自動車(EV)充電部門では年内に約450人の削減を計画。このうち250人は独従業員だという。

シーメンスは昨年、中国の需要低迷で打撃を受けている自動化部門を巡り、人員削減の可能性を示唆していた。ローランド・ブッシュ最高経営責任者(CEO)は今年2月、同部門に回復の兆しが見え始めていると語った。同部門は約6万8000人の従業員を抱える。

シーメンスはEV充電部門については、激しい価格競争と限られた成長可能性で苦境にあると説明した。同社はこの部門をスピンオフ(分離・独立)する意向だ。今回の削減では同部門従業員の約3分の1が対象となった。

原題:Siemens to Cut 6,000 Jobs in Automation, EV Charging Units (1)(抜粋)

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