政府は自衛隊の運用を一元的に指揮する「統合作戦司令部」の初代司令官として、南雲憲一郎統合幕僚副長(59)を任命することを閣議決定しました。
自衛隊では現在、大規模な作戦を行う際に陸・海・空を統合した部隊を臨時に組織していますが、常設の部隊ではないことから迅速に必要な態勢を整えることができず課題となっていました。
「統合作戦司令部」は平時から、▼全国の陸・海・空の自衛隊部隊に加え、宇宙・サイバー・電磁波の領域を一元的に指揮するほか、▼敵の射程外からの攻撃を可能とする「スタンド・オフ防衛能力」の運用を担う部隊として新設されます。
「統合作戦司令部」は、今月24日にも東京の市谷に240人規模で発足する予定で、南雲氏は初代司令官として任命されることになります。

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