(ブルームバーグ):米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)のブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は7日、数十年にわたるデフレから脱却し、景気が回復しつつある日本で人員強化を進める意向を示した。
来日中の同CEOはブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、物価と賃金の伸びが戻り、金利上昇や企業の改革が日本の活動を活発化させていると指摘。
「行内から起用していくが、それでも十分でなければ、世界中の人々を呼び込むつもりだ。東京は住むのにエキサイティングな都市だ。人材集めは難しくないだろう」と語った。

日本企業が株主価値の向上に取り組む中で、日本経済の復活を称賛する金融業界のリーダーが増えている。インフレ到来でより多くの世帯が貯蓄の運用を検討するようになり、資産運用会社や証券会社にとってはビジネスチャンスとなっている。
モイニハンCEOは「全体的にエキサイティングなのは、金利構造の変化と30年間インフレがなかった国でのインフレだ。それは人々の考え方を変える」と述べた。
同CEOによれば、BofAは日本国内で従業員約800人を擁し、法人・投資銀行業務や財務サービスなどを提供している。
原題:Bank of America CEO Willing to Hire in Japan as Market Revives(抜粋)
--取材協力:Harry Brumpton、Haidi Lun、Adrian Wong.
もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.