(ブルームバーグ):第一生命ホールディングスは7日、米保険子会社が保有する一部保険契約について、米系再保険大手のレゾリューションライフと再保険契約を結び、運用を任せることを決定したと発表した。対象は責任準備金約97億米ドル(1兆4400億円)相当の保険契約。
発表などによると、第一生命H子会社の米プロテクティブ・ライフがレゾリューションと契約を結ぶ。再保険契約に関する資産は引き続きプロテクティブに残るが、資産運用損益を含めた将来の収支とリスクは再保険引受先に移転されるとしている。第一生命Hの再保険契約としては過去最大規模になるという。
世界の再保険市場では、米KKRなど投資会社系列の再保険会社が、積極的に契約を引き受け資産をより高いリターンの運用に回そうとする動きがある。2025年度に国内で保険会社の新たな資本規制が導入される予定もあり、日本の生命保険会社でも一部の契約を切り出して財務やリスクを軽減しようとする流れが強まっている。

第一生命Hは、今回の契約によって同社の利益規模を指すグループ修正利益が中長期的に3000万-4000万ドル(約44億-59億円)ほど改善、新規制の基準で計算した保険金の支払い余力を示す指標となる経済価値ベースのソルベンシー比率(ESR)は2ポイント程度向上するとみている。24年12月末時点のESRは約213%。
再保険先のレゾリューションライフは日本生命保険が25年下半期をめどに傘下に収める予定。日本生命は従来の持ち分に加え、米投資ファンドのブラックストーンから保有分すべてを取得してレゾリューションを買収するが、運用委託先としての同社との提携関係は続ける。
投資会社系の再保険会社などは、再保険で手元にした資金をプライベートクレジット(企業への直接融資)や資産担保証券(ABS)などで運用している。
(発表の詳細や背景を追加して更新します)
もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.