(ブルームバーグ):押さえておきたい世界のESG(環境・社会・企業統治)主要ニュースをまとめ読み(2月8~21日)。
世界初CAT債ETF投入-ピムコ出身者創設の運用会社
カタストロフィー(CAT)債が、従来よりも幅広い投資家の保有対象となりそうだ。同債券のリターンは近年、ハイイールド債を一貫して上回っている。発行済みのCAT債250銘柄のうち最大75銘柄を組み入れるポートフォリオを持つ上場投資信託(ETF)の取引が来月、ニューヨーク証券取引所で始まる予定だ。
マッキンゼーは多様性に誇り-他社とは一線を画す
米コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーは、全職場で多様性を優先すると宣言した。民間企業にDEI(多様性、公平性、包摂性)方針の撤廃を迫るトランプ米大統領の指示を反映した他社の動きとは一線を画す。
HSBC、一部の気候変動目標の達成時期を先送り
英銀HSBCホールディングスは経済全体で鈍い脱炭素化ペースに対応するため、温室効果ガス排出量を巡る自行目標の一部を後退させる必要があると指摘した。自行事業に関する排出削減目標の達成時期を2050年と、当初の30年から先送り。
欧州のESG規則を標的に「貿易手段」を検討
トランプ米大統領が次期商務長官に指名したハワード・ラトニック氏は、米企業に影響を与える欧州のESG規則に対して「貿易手段」で報復する可能性があると述べた。ラトニック氏は、特に「企業サステナビリティー・デュー・ディリジェンス指令(CSDDD)」について言及した。
ドイツ、気候変動対策縮小する方向-主要政党が他に軸足
クリーン燃料への移行に向けたドイツの計画が滞っている。昨年の連立政権崩壊後に主要なエネルギー移行プログラム向けの資金拠出が凍結されたためだ。
【ESGバイウィークリー】を購読するには該当記事の冒頭にあるボタンを押して登録するか、NSUB ESG JAPANの該当する購読ボタンをクリックしてください。
もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.