(ブルームバーグ):民泊仲介の米エアビーアンドビーは、休暇シーズンの業績が好調だったことを受け、2025年1-3月(第1四半期)についても「継続的な強い需要」があると楽観的な見通しを発表した。
13日の発表資料によると、重要な指標である宿泊・体験予約数について、1-3月期は前年同期(うるう年の2月29日を除き約8.5%増)に比較して「比較的安定した」ペースの伸びを見込む。ブルームバーグ集計のウォール街の予想は8.3%増だった。
エアビー株は13日、決算発表後の米株式市場時間外取引で一時9%余り上昇した。
エアビーの2024年10-12月(第4四半期)の予約宿泊数と調整後利益も予想を上回った。同社は全地域、特にアジア太平洋地域と中南米での「成長加速」を理由に挙げた。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後の旅行ブームが昨年夏に勢いを失い始めて以降も、旅行需要が依然として底堅いことを示している。
アジア太平洋地域での予約宿泊数は国境を越えた旅行が大半を占め、中国からの海外旅行も徐々に回復している。中南米では、昨年後半に展開された地域限定のブランドキャンペーンが事業を促進。特にブラジルでの予約数は、同社プラットフォームに現地の決済プロバイダーを統合したことにより、他の国々を上回るペースで増加した。
先週には、米航空会社やオンライン旅行会社の米エクスペディア・グループも10-12月期の予想を上回る業績と、同様に明るい見通しを発表していた。
原題:Airbnb Sees ‘Strong Demand’ in 2025 After Robust Holiday Season(抜粋)
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