「BNPL(後払い決済)」サービスで知られるスウェーデンのフィンテック企業クラーナ・バンクが、暗号資産(仮想通貨)市場への参入を検討している。セバスチャン・シーミアトコウスキー最高経営責任者(CEO)が明らかにした。

全世界に8500万の顧客を持つ同社のシーミアトコウスキーCEOは以前、暗号資産を「分散型ネズミ講」と称し、重視していなかった。

だが最近、クラーナの社外取締役でベンチャーキャピタル(VC)セコイア・キャピタルのパートナーを務めるアンドルー・リード氏と協議したほか、ビットコインやステーブルコインなどのデジタル通貨を巡り仮想通貨企業と話し合いの場を持ったと、13日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで語った。

シーミアトコウスキー氏は8日、「私は降参する」とX(旧ツイッター)に投稿し、クラーナは「暗号資産を受け入れる」と書き込んでいた。

インタビューで同氏は「他のフィンテック大手が既に同様のコメントを出していて、われわれは出遅れたことから、誰もがため息をつき、史上最もつまらないニュースと受け止められると思っていた」とした上で、「だが100万回表示され、かなり関心を持ってもらえた」と発言。活発な意見交換ができ、これから何をすべきかについて数多くの構想を得たと語った。

セバスチャン・シーミアトコウスキーCEOがインタビューで語る

原題:Klarna CEO Says the Buy Now, Pay Later Fintech Exploring Crypto(抜粋)

--取材協力:Caroline Hyde、Jackie Davalos.

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