ENEOSホールディングス完全子会社のJX金属が、東京証券取引所に3月19日新規上場する。事情に詳しい関係者が明らかにした。

エネオスガソリンスタンドのロゴ

関係者によると、プライム市場上場の承認が今週にも下りる。今回の新規株式公開(IPO)に際しエネオスは保有株の50.1%、オーバーアロットメント分も含めると最大で約58%の株式を国内外で売り出す。JX金属の時価総額は約8000億円と想定されており、4600億円規模のIPOになる。関係者によると、IPOの詳細は変更される可能性もある。

エネオスの広報担当者はブルームバーグの取材に対し、これまでに公表した以外のコメントはないとした。JX金属の広報担当者もコメントすることはないとした上で、公表すべき事実が決定次第、速やかに公表するとしている。

このIPO規模は過去1年では昨秋の東京地下鉄(東京メトロ、約3500億円)を上回り最大で、2018年以降でソフトバンク(約2兆4000億円)に次ぐ大きさになる。

関係者によるとジョイント・グローバル・コーディネーターは大和証券グループ、JPモルガン・チェース、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレー、みずほフィナンシャルグループが務める。IPOの詳細は近く発表される見通しだとしている。

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