米銀2位のバンク・オブ・アメリカ(BofA)は、ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)の2024年報酬を3500万ドル(約53億円)に引き上げた。

当局への届け出によると、取締役会はモイニハン氏(65)に前年と同額の給料150万ドルに加え、業績に基づく3350万ドルを支給した。

1年前は減益やBofAの株価が最大級の競合行の中で最悪のパフォーマンスをだったことを受け、モイニハン氏の報酬は2900万ドルと3%減額となっていた。

BofAは24年の純利益が前年比2.3%増の271億ドルになったと発表。収入の拡大を目指す同行は、人工知能(AI)関連の人材とテクノロジーへの投資を増やしている。

モイニハン氏は、約15年前に世界金融危機後のBofAのかじ取りを託され、新型コロナウイルス禍の荒波も乗り切ってきた。米大手行で最も長く経営トップにとどまっている1人であるモイニハン氏は今後も数年にわたり在任する意向を示している。

米銀最大手のJPモルガン・チェースは先に、ジェイミー・ダイモンCEOの24年報酬を3900万ドルと8.3%増やしていた。

ゴールドマン・サックス・グループもデービッド・ソロモンCEOの24年報酬を26%引き上げ3900万ドルとしたほか、8000万ドル相当の残留特別手当を付与した。

原題:Bank of America Lifts Moynihan’s Pay 21% to $35 Million for 2024(抜粋)

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