押さえておきたい世界のESG(環境・社会・企業統治)主要ニュースをまとめ読み(1月25日~2月7日)。

RBCが気候変動対策グループ脱退、カナダ大手行全て離脱

カナダのロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)がトロント・ドミニオン銀行(TDバンク)やモントリオール銀行(BMO)に続き、銀行業界の主要気候変動対策グループ「ネットゼロ・バンキング・アライアンス(NZBA)」から脱退した。RBCは1月31日に脱退を発表。これでカナダの大手銀行は全てNZBAを離脱したことになる。

オクラホマ州が反DEIの株主提案へ、アマゾンなど標的

米共和党が優勢な州の一つ、オクラホマ州が投資家としての影響力を使い米企業の多様性・公平性・包摂性(DEI)の取り組みを止めようとしている。アマゾン・ドット・コムやアルファベットなどを株主提案の対象とする。

機関投資家らグループ、規制縮小圧力に屈しないようEUに警告

機関投資家などのグループが欧州当局者に対し、ESG規制縮小に向けた圧力の高まりに屈しないよう求めている。資産運用会社に加え資金の出し手である「アセットオーナー」が資金配分先を決める上で、計画されている報告規則は不可欠だとしている。

ドイツ銀CEOもDEI批判に異議、ダイモン氏らに続き

ドイツ銀行のクリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)は、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックス・グループのCEOに続き、DEIを批判する動きに異議を唱えた。

ドイツや日本、途上国の化石燃料脱却支援プログラム強化

ドイツや日本などの各国・地域は、途上国の化石燃料脱却の支援で約450億ドル(約6兆8400億円)を提供するプログラムを強化している。米国が主導的役割から撤退する中での動きとなる。

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