米プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社のベリタス・キャピタル・ファンド・マネジメントは、ウォール街で老舗のデータ・分析プロバイダー、ダン&ブラッドストリート・ホールディングスの買収に向けた協議を行っていると、事情に詳しい関係者が述べた。

非公開情報だとして匿名を条件に語った複数の関係者によると、ベリタスは、フロリダ州ジャクソンビルに拠点を置くダン&ブラッドストリートの非公開化に向けた資金調達について複数の銀行と協議している。

関係者の1人によれば、ダン&ブラッドストリートの評価額は現在の時価総額である約54億ドル(約8200億円)近辺になる見込み。

ダン&ブラッドストリートが検討している選択肢には、財務およびリスク部門をセールスおよびマーケティング事業から切り離すことも含まれていると関係者は説明。また、これらの資産について戦略的な買い手と協議しているという。

最終決定はまだ下されておらず、ベリタスとの協議が決裂する可能性もある。6日の米株式市場で、ダン&ブラッドストリートの株価は2.8%安の12.13ドルだった。

ベリタスとダン&ブラッドストリートの担当者は現時点でコメント要請に応じていない。

ブルームバーグ・ニュースの親会社ブルームバーグ・エル・ピーはダン&ブラッドストリートと金融情報の提供で競合している。

原題:Veritas Is Said in Talks to Acquire Data Firm Dun & Bradstreet(抜粋)

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