SBIホールディングス傘下のSBI新生銀行が7日発表した2024年10-12月期(第3四半期)の連結純利益は、前年同期比2.5倍の303億円だった。日本銀行による利上げ効果などが寄与した。

発表資料によると、4-12月累計の純利益は同95%増の747億円だった。今期(25年3月期)計画の700億円を上回った。本業のもうけを示す実質業務純益は同36%増の1029億円だった。利上げによる今期中の影響額は28億円になるという。

同行は過去に国から注入を受けた公的資金を返済するため、収益力の強化に努めている。政策金利が0.25%上昇した場合の資金利益影響額は年間で130億円になるとしており、日銀の金融政策の行方も鍵となりそうだ。

同行は1月28日、公的資金3300億円のうち1000億円を今期中をめどに返済する方針だと発表した。自己資本から500億円を拠出し、SBIホールディングスから500億円の出資を受けて返済することを想定している。

(発表の詳細を追加して更新します)

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