アメリカのトランプ大統領がパレスチナ自治区ガザをアメリカが「所有する」などと述べたことについて、イスラム組織ハマスは「パレスチナの人々の大義に敵対するものだ」などと非難する声明を出しました。
トランプ大統領は4日、記者会見で、イスラエルの攻撃により荒廃したガザについて「アメリカが引き継ぎガザを所有する」などと述べました。
これを受け、ハマスは5日に複数の声明を出し、トランプ氏の発言は「パレスチナの人々の大義に敵対するものだ」などと反発しました。そのうえで、こうした発言は「地域の安定に寄与せず、火に油を注ぐことになる」として、トランプ氏に発言を撤回するよう求めました。
こうしたなかヨルダン王室は、アブドラ国王がパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談した際、「パレスチナ人が正当な権利を獲得するための全面的な支援を明言した」と明かしました。
ヨルダンに対してトランプ大統領は、ガザ住民の受け入れを求めていますが、アブドラ国王は「国土を併合し、パレスチナ人を追放するいかなる試みも拒否する」と表明したということです。
アブドラ国王は、11日にアメリカを訪問してトランプ大統領と会談することになっていて、トランプ氏の提案を拒否する考えを伝えるものとみられます。
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