米ルイジアナ州ニューオーリンズで9日開催される米プロフットボールNFLの王座決定戦「スーパーボウル」を前に、連邦法執行機関が近年では最大級の警備態勢を敷いている。先月1日には同地の観光名所バーボンストリートにピックアップトラックが突っ込み、14人が死亡する事件が発生した。

警戒が強まる中、トランプ大統領がスーパーボウルを観戦する計画であることから、大統領警護隊(シークレットサービス)も現在準備を進めていると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。米パンチボウルはトランプ氏が試合会場を訪れる予定だと先に報じていた。

今年のスーパーボウルは、3連覇を狙うカンザスシティー・チーフスとフィラデルフィア・イーグルスが対戦。推定12万5000人がニューオーリンズや試合会場の「シーザーズ・スーパードーム」に詰めかけると見込まれている。

シーザーズ・スーパードーム

ニューオーリンズの国土安全保障捜査局(HSI)の特別捜査官で同イベントの連邦コーディネーターを務めるエリック・デローン氏は、市・州・連邦の各機関が陸・海・空で連携し、当地は安全だと住民にも観光客にも確信してもらえるよう全力を尽くしていると語った。

キックオフ5日前の4日、カナルストリートやバーボンストリートといったニューオーリンズの目抜き通りには、ライフルを携行した警官らがずらりと並び、道路にはバリケードが点在していた。

主な警備活動の一環として、米税関・国境警備局(CBP)は隠された武器や爆発物、密輸品を探すため、ハイテク車両エックス線装置を投入。無人機や爆発物探知犬なども連携させることで、市内の安全強化を図る。

ピックアップトラック暴走事件の被害者を悼むメモリアル付近(2月4日)

先月1日に発生したピックアップトラック暴走事件では14人が死亡し、数十人が負傷。事件を起こしたとされるテキサス州在住の元軍人シャムスディン・ジャバール容疑者(42)は、警察との銃撃戦で死亡した。捜査当局によると、同容疑者は過激派組織「イスラム国(IS)」への支持を表明するメッセージをネットで投稿していたが、ISが事件を指揮したことを示す証拠は見つかっていない。

原題:Trump Plans to Attend Super Bowl, Further Tightening Security(抜粋)

--取材協力:Kate Seaman、Jordan Fabian.

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