(ブルームバーグ):30日の東京株式相場は主要株価指数が前日終値を挟んで方向感を欠く展開。米連邦公開市場委員会(FOMC)が金利を据え置き、米国株が反落したことから投資家心理がやや悪化する中、電機や精密機器のほか、不動産や建設が安い。
半面、自動車や鉄鋼、ゴム製品、海運は上昇。保険も堅調で、株価指数を下支えしている。
米国では決算を発表したメタ・プラットフォームズやテスラが時間外取引で上昇している半面、マイクロソフトは下落している。
野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジスト
- FOMCはマーケットの反応も含めて無風だった、米国株はDeepSeek(ディープシーク)問題や決算本格化の織り込みを優先している印象
- 日本株は米株軟調や為替の円強含みで安く始まった後、企業決算や株価の反応が悪くなく、マイナス幅は縮小する可能性
- 日米決算は昨年10-12月期は生産活動の鈍化で苦戦している企業が多そうな一方、今年1-3月から回復に向かうという市場の期待感がある
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- 東証33業種中16業種が下落、精密機器が下落率トップ、ゴム製品は上昇率トップ
- MSCIアジア太平洋指数は0.1%安
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