シンガポールの住宅価格は2024年10-12月に上昇したが、家賃は年間ベースで2020年以来の下落となった。

都市再開発庁(URA)が24日発表した10-12月の民間住宅価格指数(確定値)は前期比2.3%上昇。速報値と同じだった。24年全体では前年比3.9%上昇となった。

アナリストらは、住宅相場を落ち着かせるため政府が介入する可能性があるとの見方を示している。年内の総選挙を控え、住宅は大きな懸念事項として浮上している。

外国人居住者も注目する民間住宅の家賃指数は10-12月に前期比で変わらずとなった。7-9月は0.8%上昇していた。

24年は年間で家賃指数が1.9%低下し、20年以来の前年割れ。

金利の低下が買い手を呼び込み、昨年は新築住宅販売が増加。URAの最終集計によれば、デベロッパーは24年に6469戸の新築物件を販売。23年は6421戸だった。

原題:Singapore Home Prices Rise, Rents Flat as Curb Chatter Grows (1)(抜粋)

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