(ブルームバーグ):ドナルド・トランプ氏の米ホワイトハウス復帰によって、米国株は大幅な下げを免れる可能性が高いと、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストが予測した。投資家はトランプ氏の保護主義的な政策や法人税引き下げ案に注目している。
トランプ氏は20日に第47代大統領に就任する予定で、関税の引き上げや減税、不法移民の取り締まりといった優先事項に重点的に取り組むことを繰り返し表明している。
BofAのストラテジスト、マイケル・ハートネット氏はリポートで、米国株はトランプ氏によって下げから「守られている」と指摘。その上で、大型テクノロジー株への集中やバリュエーション、投資家のポジショニングなどを考えると急伸も見込んでいないと述べた。
S&P500種株価指数は、11月の米大統領選挙でトランプ氏が勝利すると上昇。国内中心の小型株も良好に推移した。ただ先月は米金融政策当局が発したタカ派的なシグナルを受けて失速した。
最近のデータはインフレ鈍化を示唆しており、利下げ期待が再び高まっている。S&P500は週間ベースの上昇率が11月以来の高水準となる勢いだ。
ハートネット氏は、小型株が21年の記録的な水準を上回ることができなければ、株式に対する「オーバーウエート」は縮小するだろうと述べた。
同氏のチームは欧州や中国、新興国市場といった米国以外の株式に対するロングポジションを提案。これらの国・地域では金融政策が緩和されている。ハートネット氏はまた、米30年債利回りが5%を下回って頭打ちとなっている中で、住宅建設業者や公益事業などの金利に敏感な銘柄の買いも推奨した。

原題:BofA’s Hartnett Says Trump Trade to Shield US Stocks From Plunge
(抜粋)
--取材協力:Jan-Patrick Barnert.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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