トランプ米大統領はイランによる米戦闘機撃墜後に行方不明となっていた乗組員1人を米軍が救出したと明らかにした。

自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への5日の投稿で、F15E戦闘機の乗組員を救出する作戦は「数十機」の米軍機とともに実施されたと指摘。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、2日間に及ぶ救出作戦には数百人の特殊作戦部隊が関与し、米軍機は爆弾投下やイランの車両への攻撃を実施、乗組員が潜伏しているエリアから遠ざけたという。

トランプ氏は「この勇敢な戦士は、イランの危険な山岳地帯の敵陣の背後にいた」とし、救出された乗組員について「負傷しているが、問題なく回復するだろう」と語った。

2人が搭乗していた同機は3日に撃墜され、もう1人の乗組員は先に救出されていたと報じられている。トランプ氏は、2度目の作戦に支障が出るのを避けるため、最初の救出は公表しなかったと説明した。

イランのメディアによると、同国当局はこの乗組員の身柄を確保した市民に約6万6000ドル(約1050万円)を支払う方針を示していた。

米軍機の撃墜とその後の乗組員の捜索は、トランプ米大統領が演出してきた無敵のイメージに打撃を与えた。トランプ氏は5週間前にイスラエルとともに開始したイラン戦争に伴う政治的リスクの高まりを抑え込もうとしている。

トランプ氏はイラン上空の制空権を掌握しているとの発言を繰り返してきたが、アナリストは、今回の撃墜がこうしたトランプ氏の主張に疑問を投げかけたと指摘している。

原題:Missing US Airman Rescued as Iran Steps Up Attacks on Neighbors(抜粋)

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