17日の欧州債券市場は、世界的な債券市場の不安が緩和されつつあることを受け、ドイツの10年債利回りが昨年11月下旬以来初めて週次ベースで低下した。

独10年債利回りは、最近のピークだった14日の2.65%から、17日は2.53%前後まで低下した。

英国債も上昇し、10年債利回りが8月以来の大幅な下落となった。市場ではイングランド銀行(英中銀)の利下げ観測が強まり、年末までの利下げの予測は63ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、16日の予想より2bp拡大した。

欧州株は週次ベースで4週連続上昇となった。英国株も過去最高値を更新した。

ストックス欧州600指数はロンドン市場の取引終了時点で0.7%上昇した。

鉱山会社大手のリオティント・グループとグレンコアが経営統合について協議しているとの報道を受け、鉱業株が上昇した。サブ指数ではヘルスケアが唯一マイナスとなり、デンマークの医薬品メーカー、ノボ・ノルディスク株が下落した。同社の糖尿病治療薬オゼンピックとウゴービが、米国のメディケア(高齢者・障害者向け医療保険)の価格交渉の対象となり、価格下落の可能性が意識された。欧州最大だったノボ・ノルディスクの時価総額は、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンを下回った。

英FTSE100指数は1.4%上昇。ポンド安で大手輸出業者が買われ、3日間の上げ幅として2022年以来の大きさとなった。

1月17日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

原題:Bunds Set for First Weekly Gain Since Nov: End-of-Day Curves、European Shares Gain for Fourth Week; FTSE 100 Outperforms(抜粋)

--取材協力:Michael Msika、Sagarika Jaisinghani.

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