(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのナーゲル・ドイツ連邦銀行総裁は、高まる不確実性と引き続き残るインフレリスクを考慮し、利下げには慎重な姿勢で臨むべきだと語った。独メディア、プラトー・ブリーフとのインタビューに答えた。
17日掲載のインタビューで、ナーゲル氏は「金融政策を正常化する取り組みを急ぎ過ぎるべきではない」と強調した。「不確実性が高いことを考慮すると、慎重なアプローチが適切だ。インフレは現在も依然として高い水準にあり、特にサービス価格はなお力強く上昇している」と述べた。
ECBは今月の政策委員会会合で、0.25ポイントの利下げを行うと広く予想されている。ラガルド総裁率いる政策立案者らは昨年末、2%の物価目標は確実に視野に入っているとの結論に達し、政策の焦点をインフレから欧州の低迷する経済に移しつつある。
ECBの昨年12月会合の議事録によると、26人の政策委員会メンバーのうち数人が、同会合でより大幅で積極的な利下げを支持した。
ナーゲル氏は、昨年12月のドイツのインフレ率が予想を上回り、物価上昇圧力が高まっている点を指摘し、同月の政策委員会で最終的に合意した0.25ポイントの引き下げは「適切」だったと主張した。ただ、「0.5ポイントの引き下げも選択肢として議論するのは悪いことではない。当然のことだ」と述べた。
原題:ECB’s Nagel Warns Against Rushing Rate Cuts, Platow Reports(抜粋)
--取材協力:Mark Schroers.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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