(ブルームバーグ):17日の東京外国為替市場の円相場は一時1ドル=154円台後半に上昇。日本銀行による来週の利上げ警戒と米国金利の低下を受けた円買い・ドル売りが継続している。心理的な節目の155円を挟み、輸入企業など実需のドル買い・円売りと投機的な円買いも交錯する。
オーストラリア・ニュージーランド銀行外国為替・コモディティ営業部の町田広之ディレクターは、ドル・円は実需と投機筋の動きが交錯し、来週の日銀利上げ観測を「金利はかなり織り込んだが、為替はオーバーシュートもあり得る」と指摘。「円は海外市場でも買われ続けて高値引けしており、日銀利上げ警戒が続いている」との認識を示した。
16日の円は2日連続で全面高。トランプ次期米大統領の就任時に市場が混乱しなければ、日銀は来週に利上げする公算が大きいとの報道で円買いが加速した。14日の氷見野良三日銀副総裁の講演と15日の植田和男総裁の発言から来週の会合で利上げの是非を判断することが分かり、円は15日以降の2日間で158円台前半から155円台前半まで3円程度上昇していた。

金利スワップ市場では来週の日銀利上げを9割程度織り込んでいる。大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジストは「ここまで地ならしが進む状況では、日銀は利上げを見送れない」と指摘。最終関門であるトランプ次期米大統領の就任演説も「市場が大荒れになるリスクまでは考えなくてよさそうだ」と述べた。
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