16日の債券相場は上昇。米国市場で長期金利が大幅に低下したことを受けて買いが優勢だ。ただ、日本銀行が来週の金融政策決定会合で利上げを決めるとの見方が強まっており、上値は限定的。この日の20年債入札は最近の利回り上昇を受けて順調に消化された。

SMBC日興証券の田未来シニア金利ストラテジストは、20年債入札は「強めの結果だった」と指摘。このところ利回りが上昇して魅力が増したことに加え、米金利の上昇が一服したことで買い安心感が生じたという。

アクサ・インベストメント・マネージャーズの木村龍太郎債券ストラテジストは、日銀の正副総裁の発言を受けて来週の決定会合で利上げが行われるとの見方がコンセンサスになっており、米長期金利が大幅に下がった割に日本の長期金利は下がっていないと語る。金融市場(OIS)の1月利上げ織り込みは8割を超えている。

 

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