(ブルームバーグ):15日の東京株式相場は5営業日ぶりに反発。日本銀行の追加利上げ観測が高まる中、銀行や保険株が買われている。
キーエンスがTOPIXの上昇寄与度1位。指数を構成する2122銘柄中、値上がりは1172、値下がり銘柄は822。
SMBC日興証券投資情報部の太田千尋部長は、4日続落していたたことから「きょうの上げ幅の8割程度は反発によるもの」とみている。
三菱UFJフィナンシャル・グループや第一生命ホールディングスが買われ、TOPIXの業種別指数で銀行と保険が上昇率上位。14日の氷見野良三日銀副総裁の発言を受けて、日銀が来週の金融政策決定会合で追加利上げを決めるとの期待が高まっている。太田氏は「日銀会合前に、金利上げを期待する人たちが毎回出てくる」とし、「これが銀行の株価を押し上げているのだろう」と述べた。
外国為替市場でやや円安に振れていることから、自動車や電機といった輸出関連株も高い。
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- 東証33業種は29業種が上昇、その他製品が上昇率トップ、医薬品が下落率トップ
- MSCIアジア太平洋指数は0.2%高
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