(ブルームバーグ):ドイツ高級車メーカーのBMWでは、2024年に販売台数が減少した。リコール(無料の回収・修理)で費用がかさんだほか、中国での需要低迷が影響した。
13日の発表によると、「ミニ」や「ロールスロイス」を含むBMWグループの24年の販売台数は、4%減の245万台。BMWは昨年9月に、通期業績予想を下方修正。ブレーキシステムの欠陥で約150万台がリコールや納車停止を余儀なくされ、特に中国での販売が打撃を受けた。
BMW、通期業績予想を下方修正-ドイツ産業界の危機深まる (1)
ドイツの自動車メーカーは、世界最大の自動車市場である中国で苦戦を強いられている。中国の消費者の間では、比亜迪(BYD)など国内メーカーを選択する傾向が強まっている。独メーカーはまた、欧州の一部の国における補助金削減などを背景とした域内での電気自動車(EV)の需要低迷にも苦しんでいる。
独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車部門アウディは13日、24年の販売台数が前年比12%減の167万台になったと発表。アウディも、欧州と中国での競争激化とEVモデルの需要低迷により苦戦した。また同じくVW傘下の高級車メーカーであるポルシェは同日、24年の中国における販売台数が28%減少したと発表。ただ10-12月(第4四半期)の全体の販売台数については改善した。
EVを巡っては、BMWはライバルと比較すれば明るい状況にある。セダン「i4」やスポーツ型多目的車(SUV)「iX1」といったEV車の販売台数は24年に14%増加。同社では昨年、販売台数全体の17%を完全EVが占めた。
原題:BMW Sales Slide After Brake Fault, China Demand Slump (1)(抜粋)
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