底堅い米国の労働市場は、同国が世界経済をリードしていることを示唆しており、米国債の高利回りは英国など他国に圧力をかけると、英ケンブリッジ大学クイーンズカレッジ学長のモハメド・エラリアン氏が指摘した。

昨年12月の米雇用統計で雇用者数が3月以来の大幅増加となったことを受け、米国債は下落、10年債利回りは2023年以来の高水準に上げた。

エラリアン氏は雇用統計後にブルームバーグテレビジョンに対し、「この数字は、1つには米経済がなお堅調であること、そして2つ目に米国の景気が他国と比べて引き続きかなり良好であることを示している」と述べた。

米国債の下落は他国にも波及し、英10年債利回りは統計発表直後に急伸した。

ブルームバーグ・オピニオンのコラムニストも務めるエラリアン氏は「米国は世界的な債券売りを主導している」と語り、利回り上昇に伴い、各国の弱さが浮き彫りになっていると続けた。

英国などは「国内で問題を抱えており、米国の影響で利回りが上昇を続ければ、その分問題が膨れ上がる」と述べ、「米国を非難して終わるのではなく、自ら行動しなくてはならない」とも述べた。

原題:El-Erian Says Bond Selloff Exposes ‘Vulnerability’ in Markets

(抜粋)

--取材協力:Lisa Abramowicz、Jonathan Ferro.

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