米電力会社コンステレーション・エナジーは、発電所の開発や運営を手がける非上場のカルパインを164億ドル(約2兆5900億円)で買収することで合意した。両社が10日、発表した。米国の電力需要の急増が予想される中、コンステレーション米国全土で発電のための資産を多数得ることになる。

発表によると、コンステレーションは現金と株式の混合で買収額の支払いを行う。また、コンステレーションはカルパインの純負債約127億ドルも引き受ける方針だ。コンステレーション株は10日、ニューヨーク市場の時間外取引で5%上昇した。

米国の電力会社としては最大規模の買収で、2018年に55億ドルで同社を非公開化したカルパイン株主のエナジー・キャピタル・パートナーズ、カナダ年金基金投資委員会(CPPIB)、アクセス・インダストリーズに相当な利益をもたらすことになる。

ブルームバーグ・ニュースが8日、両社が合意間近だと報じていた。

米国ではエネルギー消費量が急増しており、コンステレーションは事業拡大を目指してきた。人工知能(AI)向けデータセンター、新工場、電気自動車(EV)から家庭の暖房まで様々な電化に伴い、電力需要は今後5年間で約16%増加すると見込まれている。

発電所を所有していることが重視され、コンステレーション株は昨年90%以上上昇した。カルパイン買収により、コンステレーションは新たに22州に発電所78カ所、発電能力計27ギガワットの資産を持つことになる。

原題:Constellation Energy to Acquire Calpine for $16.4 Billion (1)(抜粋)

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