(ブルームバーグ):世界有数のガスタービンメーカー、米GEベルノバは同社にとって台湾がアジアで最も急成長する市場だとの認識を示した。台湾は2025年中の脱原発を計画しており、世界をリードする台湾の半導体製造業界は化石燃料への依存度を高めざるを得なくなると説明した。
GEベルノバのスコット・ストラジック最高経営責任者(CEO)は「原子力に代わるエネルギーとして最も適しているのはガスだ。台湾のように、半導体需要に伴う電力使用急増が見込まれる地域には多くのビジネスチャンスがある」とシンガポールでのインタビューで語った。
台湾では洋上風力発電の取り組みもコスト上昇などの問題に直面しており、低炭素エネルギーの選択肢は一段と限られつつある。
東南アジアでは、データセンターの建設などでガス需要が拡大しているマレーシアやインドネシアにビジネスチャンスがあるとGEベルノバはみている。
台湾の卓栄泰行政院長(首相)は昨年10月のブルームバーグのインタビューで、人工知能(AI)ブームを背景とする半導体メーカーからの電力需要の高まりに対応するために、新たな原子力技術の活用に「非常に前向き」だと発言。「台湾内に原子力の安全性および核廃棄物の処理に関する適切な方向性と保証に関するコンセンサスがある限り、われわれはこの強いコンセンサスを基に公の場で議論することができる」と語った。
原題:Taiwan Nuclear Exit Paves Way for More Gas, Says GE Vernova (1)(抜粋)
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