住宅ローン大手の連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)を監督する米当局は、両社の政府管理を解除するロードマップ(行程表)を策定した。解除のプロセスを「秩序立った」ものにするため、こうした計画を承認する財務省の権限を復活させる内容になっている。

ファニーメイとフレディマックは米政府支援機関(GSE)として知られる。財務省と連邦住宅金融局(FHFA)は2日の共同声明で、「この合意により、財務省は両GSEの管理解除を承認する権利を回復することになる」と表明した。

また、合意は「両GSEの最終的な管理解除が秩序立ったものとなり、現行の慣行を反映したものにするのを後押しする」とした。

ロードマップの一環として財務省は、政府管理終了に関する具体的な計画をまとめるほか、一般から意見を募り、金融安定監視評議会 (FSOC)と米大統領と協議することを約束した。

原題:US Treasury Wins Back Key Role in Fannie Mae, Freddie Mac Future(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.