配車サービスの米ウーバー・テクノロジーズの株式を保有する投資家グループが、ドライバーへの支払い方法についてより詳細な情報を開示するよう同社に求めている。同社の収益能力を見極める上で内訳の明確化は必要不可欠だとしている。

ウーバーの株式1%未満を保有する労働組合年金基金のアドバイザーを務めるSOCインベストメント・グループは、ドライバー報酬についてより詳細な内訳を定期的に開示するよう義務付ける決議案を来年の株主総会で提出する予定だ。

例えば、ウーバーは現在、四半期決算でチップを除いた乗車の取引額を表す主要指標「グロスブッキング」の一部として、ドライバーやレストラン、保険業者への支払いを個別に記載していない。

SOCは提案の中で、ウーバーの慣行は「極めて不透明」であり、同社がどれほどの手数料を受け取っているか、ドライバーの報酬が時とともにどのように変化しているか、ドライバーが「生活できる収入」を得ているかどうかが、投資家には全く分からないと指摘した。

ウーバーはコメントを控えている。

原題:Uber Investors Are Calling for More Transparency Into Driver Pay(抜粋)

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