(ブルームバーグ):トランプ次期米政権は暗号資産(仮想通貨)に関する評議会の新設で、全く異なる2つのアプローチを検討している。業界はこうした評議会について、デジタル資産政策に対する影響力を大きく高められると期待している。
事情に詳しい複数の関係者によれば、トランプ次期大統領とその側近は、評議会のメンバーを10人程度もしくは最大100人とする2つの案を考えている。
評議会は、次期政権の人工知能(AI)・暗号資産責任者に起用されたデービッド・サックス氏の監督下に置かれる見通し。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った。
小規模な評議会なら企業の最高経営責任者(CEO)ら業界幹部で構成され、政策に対する大きな影響力を持つ一方、大規模な評議会はより幅広い層から代表者が選出され、情報収集を行うセレモニー的な場になるだろうと関係者はみている。
評議会の形式は向こう数週以内に決まる見通しで、最終的な構成とメンバーの発表は来年1月になると予想される。1人の関係者によると、トランプ氏は就任直後に評議会を正式に設置する大統領令を出す見通し。
原題:Crypto Insiders Jockey for Influence on Planned Advisory Council(抜粋)
--取材協力:Teresa Xie.
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