(ブルームバーグ):財務省が10日に実施した5年国債入札は好調となった。日本銀行による12月の利上げ観測が後退する中、0.7%台の利回り水準を好感して銀行などの投資家の買いが積極化した。
入札結果によると、投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.42倍と前回(3.81倍)を上回り、2023年7月(4.68倍)以来の高水準となった。小さいと好調を示すテール(落札価格の最低と平均の差)は1銭と、7月以来の低水準。最低落札価格は99円83銭と市場予想(99円81銭)を上回った。
日銀は9日、来年1月の金融政策決定会合前に氷見野良三副総裁が懇談会で講演する異例の予定を発表、市場の1月利上げ観測を高めている。
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