(ブルームバーグ):ニューヨーク市の歴史あるミートパッキング地区から精肉業者が全て姿を消すことになった。
この地区で最も古いミートマーケットの一つであるガンズボート・マーケットは、リース契約を早期に打ち切る。新たな住宅建設とホイットニー美術館の拡張に向けた用地を確保するためだという。
リトルウェスト12丁目にあるこのマーケットには現在、同地区に残る最後の精肉業者7社の共同組合が入居している。早めの退去により、6万6000平方フィート(約6132平方メートル)のスペースがガンズボート・スクエアとして開放されることになると、ニューヨーク市のスプリンガー第一副市長が28日のイベントで語った。
この都市計画には、最大600戸の住宅(約半数が低価格住宅)の建設に加え、1万1200平方フィートの公共オープンスペース、4万5000平方フィートのホイットニー美術館とハイライン公園向けの用地開発が含まれている。市の発表によると、ホイットニー美術館にはこの用地の優先交渉権が与えられており、拡張が実現すれば、新たなギャラリーや学習スペースが増設されるという。
かつてニューヨークの食肉加工・流通の中心だったこの地区は、今では高級小売店やブティックが軒を連ねている。
100年の歴史を持つこのマーケットで数世代にわたって営業を続けてきた多くの精肉業者は、加工・流通の近代的な基準を満たす新施設の建設を検討してきたと、ガンズボート・マーケットのジョン・ジョバギー社長は指摘。
「このチャンスは実にタイムリーで、われわれのニーズにも合致している。ニューヨーカーのための新しい住宅、新しいオープンスペース、そしてさらなる可能性の創出に期待している」と同社長は語った。
原題:NYC Meatpacking District Loses Last Meatpackers in Housing Deal(抜粋)
--取材協力:James Tarmy.
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