(ブルームバーグ):フェイスブックの親会社、米メタ・プラットフォームズは、短文投稿アプリ「スレッズ」と画像共有アプリ「インスタグラム」で、マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)ら著名人が所有するプライベートジェット機を追跡するために使用されていた複数のアカウントを削除した。「個人に物理的な危害が及ぶリスク」を考慮したという。
対象となったのは公開情報を利用してジェット機の位置や二酸化炭素(CO2)排出量などを追跡するアカウントで、メタがプライバシーポリシーを更新した今週、警告なく削除された。これらにはキム・カーダシアン氏やカイリー・ジェンナー氏、アマゾン・ドット・コムの元CEOジェフ・ベゾス氏、テスラのCEOでX(旧ツイッター)を所有するイーロン・マスク氏などのジェット機を追跡するアカウントが含まれる。
メタは削除の正当性を示すものとして、メタの規則と物議を醸し出す投稿を審査する外部団体「監督委員会」からの勧告を挙げた。2022年に示されたこの勧告では、たとえその情報が公開されている場合であっても「個人の居住情報」をメタのサイトから削除するよう助言していた。
メタの広報担当者は発表資料で「個人に物理的な危害が及ぶリスクを考慮し、独立した監督委員会の勧告に従い、当社のプライバシーポリシーに違反したこれらのアカウントを無効にした」と説明した。
削除されたアカウントの多くは、著名人のジェット機追跡で有名となったフロリダ州の大学生、ジャック・スウィーニー氏が運営していた。スウィーニー氏は自身のスレッズアカウントに投稿した書簡で、削除について事前に「メタから何の連絡も受け取っていない」とし、「これらのプラットフォームは透明性を欠いた運営をしており、恣意(しい)的な決定を下しているように感じる」とコメントした。
原題:Meta Bans Accounts Tracking Private Jets for Zuckerberg, Musk(抜粋)
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