(ブルームバーグ):米軍当局者は、米陸軍が将来的にマイクロソフトに戦闘用ゴーグルを大量発注する場合、その価格は1セット当たり8万ドル(約1200万円)という見積額を「大幅に下回る」べきだと述べた。
「統合視覚増強システム(IVAS)」として知られるこのゴーグルは、暗視や空中からの脅威に関する警告など、あらゆる機能を兵士に提供することを目的としている。マイクロソフトの旧モデルは兵士に頭痛や吐き気を引き起こしていたが、改良後のスリム版は陸軍に高く評価されている。
陸軍によるテストはますます厳格化されているが、その結果次第で最大12万1000個のゴーグルが発注される見込み。陸軍の声明によると、来年4-6月にかけて行われる大規模演習時のテストで、陸軍がフル生産にコミットするかどうかが決定されるという。
高額なコストが原因で陸軍が計画変更を余儀なくされない限り、マイクロソフトは全ての選択肢が行使されれば、ゴーグル、予備品、サポートサービスの提供で最大219億ドルを10年間にわたり受け取る可能性がある。このゴーグルはマイクロソフトの複合現実(MR)端末「ホロレンズ」をベースにしている。
米陸軍の調達部門幹部ダグ・ブッシュ氏は先週開かれた合衆国陸軍協会(AUSA)の年次会議で、「多くの問題が修正された」ため、これまでのテストは「当初よりもはるかに順調に進んでいる」と指摘。ただ、フル生産を実現させるためには「依然として手頃な価格のものを入手する必要がある」とし、単価は「来年、シニア幹部らが生産に踏み切る判断を下す際の重要な要素になる」と述べた。
ブッシュ氏は具体的な金額を示さなかったものの、陸軍はブルームバーグ・ニュースの問い合わせに対し、価格設定目標は「8万ドルを大幅に下回る」と答えた。
原題:Microsoft Goggles’ Cost Must Drop From $80,000 Each, Army Says(抜粋)
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