27日の債券相場は上昇。自民党総裁選で日本銀行の金融政策正常化に反対している高市早苗氏が勝利する可能性が意識され、追加利上げ観測が後退している。東京都区部の消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)の前年比上昇率が4カ月ぶりに縮小したことも支えになっている。

自民党総裁選きょう投開票、石破・小泉・高市3氏の競り合い

東京消費者物価は4カ月ぶりに伸び縮小、補助金再開でエネルギー鈍化

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の大塚崇広シニア債券ストラテジストは、高市氏が総裁選の決選投票に進めば、追加利上げの遅延と財政拡張が意識され、中短期債には金利低下圧力が、長期債には金利上昇圧力がかかるだろうと指摘した。

 

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