(ブルームバーグ):為替介入の原資となる日本の外貨準備高は7月末時点で前月から1%減少した。政府・日本銀行は7月に月次ベースで5.5兆円規模の円買い介入を実施していた。
財務省が7日発表した「外貨準備等の状況」によると、7月末の外貨準備は前月末比124億ドル(約1.8兆円円)減の1兆2191億ドルとなった。このうち証券は1.8%減の9111億ドル。預金は0.3%増の1587億ドルだった。

7月の外貨準備高の減少について財務省は、6月末から7月末に実施した為替介入による減少と説明した。
7月末に公表された為替介入実績によると、政府・日銀は6月27日-7月29日に総額5兆5348億円の介入を実施した。円相場が対ドルで38年ぶり安値水準の1ドル=162円に再び迫った7月11、12日の2日連続で円買い介入が行われたとみられている。日次ベースの介入実績は、7-9月分が公表される11月上旬にも判明する。
政府・日銀の為替介入、5兆5348億円-29日までの1カ月間
(詳細を追加して更新します)
--取材協力:横山恵利香.
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