(ブルームバーグ):7日の債券相場は先物が上昇。日本銀行の内田真一副総裁が講演で市場が不安定な状況で利上げすることはないと発言したことなどを受けて買いが優勢になっている。
SMBC日興証券の田未来シニア金利ストラテジストは、内田副総裁の講演内容について、7月の日銀金融政策決定会合の展望リポート通りに利上げを進めていく方針を示したとした上で「それに急変した市場を見ていくが加わり、それほどタカ派的でなかった」と述べた。
内田副総裁は7日、先週末からの市場の急変動を受け、「円安の修正は、政策運営に影響する」と述べるとともに、「市場が不安定な状況で利上げすることはない」との認識を示した。北海道函館市での金融経済懇談会で講演した。
日銀は午前の金融調節で国債買い入れオペを通知した。対象は残存期間1年超3年以下、3年超5年以下、10年超25年以下で、買い入れ額はそれぞれ3500億円、3750億円、1500億円と、日銀が7月31日に発表した国債買い入れ減額計画で示した金額通りだった。

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2024 Bloomberg L.P.