三井住友フィナンシャルグループ(FG)は2日、2024年4-6月期(第1四半期)の連結純利益が前年同期比50%増の3714億円だったと発表した。ブルームバーグがまとめたアナリスト4人の予想平均2871億円を上回った。今期(25年3月期)計画の1兆600億円に対する進捗(しんちょく)率は35%となった。

発表資料によると、本業のもうけを示す連結業務純益は同31%増の4688億円だった。与信関係費用は292億円と前年同期439億円から改善した。国内外の貸出金収益や資産運用・決済ビジネスなどが好調だった。

連結純利益、業務純益はそれぞれ1000億円超の増加となり、ともに第1四半期の過去最高益を更新した。すでに第1四半期決算を発表したみずほフィナンシャルグループと三菱UFJフィナンシャル・グループに続き、高い利益水準となった。

日本銀行による3月のマイナス金利解除と7月末の追加利上げにより、資金利益で約1000億円のプラス効果を見込んでいることも明らかにした。このうち今期業績への寄与度は7割程度になるとしている。

(発表の詳細を追加して更新します)

--取材協力:長谷部結衣.

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