1日の債券相場は長期債が上昇。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が9月にも利下げする可能性を示唆したことを受け、米国の長期金利が大きく低下した流れを引き継いだ。一方、日本銀行による追加利上げを受けて2年債は売られ、利回りは2008年12月以来の水準に上昇した。

パウエル議長、利下げは「9月のFOMC」で選択肢になる可能性も

日銀が7月31日の金融政策決定会合で発表した国債買い入れ減額計画が予想の範囲だったことも長期債の支援材料になっている。

日銀が政策金利0.25%に引き上げ、経済・物価想定通りなら利上げ継続

三菱UFJアセットマネジメントの小口正之エグゼクティブ・ファンドマネジャーは、ひとまず材料出尽くしで安心感が出ているが、日銀が今後も利上げを継続することを「十分織り込んでいない」ことに加え、国債買い入れ減額も「ボディーブローのように効いてくる」ため、徐々に金利上昇圧力が加わるとみる。

 

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