(ブルームバーグ):30日の債券相場は上昇。米国市場では9月から利下げ開始との見方が強く、長期金利が低下した流れを引き継いだ。一方、日本銀行がこの日から2日間にわたり開く金融政策決定会合で利上げを決めることへの警戒感は相場の重しだ。
SMBC日興証券の奥村任シニア金利ストラテジストは、最近の金利低下で追加的なショート(売り持ち)の余地が生じており、「タカ派的なサプライズがあれば、金利上昇幅が大きくなる」との見方を示した。
奥村氏は、国債の買い入れ減額計画でサプライズが生じる余地は小さく、利上げもある程度想定されているため、それだけではさほど大きなサプライズにはならないと指摘。より重要なのはその先の利上げパスで、日銀の情報発信に注目が集まると言う。

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