(ブルームバーグ):26日の東京株式相場は下落。米国のハイテク株安を嫌気して、連動性が高い半導体関連株が売られている。一方、4-6月の米実質国内総生産(GDP)速報値が堅調な需要を示し、米国市場で景気敏感株が買われた流れを受け継ぎ、金属などに物色買いが入っている。個別銘柄では、東京エレクトロン株やルネサスエレクトロニクス株が安い。
みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジスト
- 米国市場ではS&P500が5400を割り、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)がかなり下がるなど、全体的に軟調だったことは日本株市場の頭を押さえるだろう
- STマイクロエレクトロニクスの決算が悪かったことや、25日のルネサスのストップ安はアナログ半導体の弱さを示し、今日は半導体関連株が相場を引きずる展開になりそう
- 米国では堅調なGDPやコア資本財受注を受けシクリカルバリューが上昇しており、石油関連株が買われそう
インサイト
- 東証33業種中24業種が下落、金属製品が上昇率トップ、保険が下落率トップ
- MSCIアジア太平洋指数は横ばい
背景
- 米GDP、4-6月に予想を上回る伸び-堅調な需要浮き彫り
- 今年最大IPO、隙間バイトのタイミー上場-人手不足に商機見いだす
- 円の突然の急伸、市場全体に「広範なポジション清算」呼び起こす
- 【要人発言】金融引き締めで米国に資金流入、ドル高に-イエレン氏
- けさのドル・円相場は1ドル=153円台半ばで推移、前日の日本株終値時点は152円74銭
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