台湾東部の花蓮市付近を震源とする地震の死者は、これまでに9人にのぼり、現在も52人と連絡が取れていません。現地から中継です。

震源地に近い台湾東部・花蓮市の中心部です。後ろのビルは1階部分が崩れたため、大きく傾いてしまいました。

現在、重機を使って作業が進められていますが、周辺は立ち入りが規制されています。

このビルでは23人が救助されましたが、女性1人が死亡しています。

「知り合い4世帯がそこにいました。みんなけがをしたけど、命は助かりました」

このビルに現在、取り残されている人はいないということですが、当局によると、地震の被害で52人と連絡が取れていないということです。

一方、物資の面ですが、周辺のコンビニエンスストアや市場の青果店などは営業を続けているところもあり、この周辺においていえば、目立った物資の混乱は見られません。

わたしは日本時間の今朝7時ごろに花蓮市内の中心部に到着しましたが、これまでに2回、やや強い揺れを感じました。

当局の発表によると、余震はこれまでに300回以上確認されたということです。市内は古い建物が多く、今後もしばらく警戒態勢が続きそうです。