派閥の裏金事件を受け、自民党は関係議員39人の大量処分を党紀委員会にはかる方針を固めました。安倍派幹部の一部は「離党勧告」も含めた重い処分となる見通しです。
新年度を迎えた国会。ただ、変わらず続いたのが裏金問題の追及です。
立憲民主党 田名部匡代 参院議員
「総理、私ね、火の玉となってっておっしゃるけども、火つけ忘れてんじゃないかと思うんですよ」
岸田総理
「刑事責任とあわせて政治責任について、党として判断しなければならないと思います。事実解明については引き続き、解明に向けて努力を続けていくことは重要であると考えます」
裏金事件をめぐり、「きょうも聞き取り調査を行っている最中」と話した岸田総理。
複数の関係者によると、自民党は、政治資金収支報告書に不備のあった議員ら39人を一斉処分する方針を固め、きょうにも党紀委員会にはかるということです。39人は安倍派の幹部や、おととしまでの5年間で不記載が500万円以上あった安倍派と二階派の議員らです。
特に安倍派幹部のなかでも、キックバックの復活をめぐり協議した4人は重い処分となる見通しで、一部は8段階の処分のうち2番目に重い「離党勧告」とする方向で調整しています。
これまで自民党は「除名」や「離党勧告」には慎重で、「党員資格の停止」や、それに次ぐ「選挙での非公認」を軸に検討してきましたが、より重い処分とする方針についてある党幹部は…
自民党幹部
「世論が少なくとも『それぐらいやって当たり前だ』という処分にしないと、もう自民党がもたない」
JNNがこの週末に行った最新の世論調査でも、安倍派幹部4人については「除名」や「離党勧告」といった厳しい処分が「必要」と答えた人が61%にのぼりました。
また、岸田総理自身も「処分を受けるべき」と62%の人が答えましたが、自民党は“岸田総理個人に不記載はなかった”として処分しない方針です。ただ、ある政権幹部は…
政権幹部
「岸田総理の性格を考えると、自分の判断で『何らかの責任を取る』と突然言い出すかもしれない」
自民党は今週5日までに処分を決定することにしています。
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