パレスチナ自治区ガザでは、各地でイスラエル軍の攻撃が続いています。南部にある2つの病院が激しい砲撃にさらされ、包囲されているということです。
地元メディアなどによりますと、24日、イスラエル軍の攻撃によってガザ地区中部で少なくとも9人が死亡、南部のラファでは5人が死亡しました。
イスラエル軍はこの日、ハマスが「病院や民間施設を盾にしている」として、南部のハンユニスで「テロリストを排除する作戦」を実施したと発表。
パレスチナ赤新月社はSNSで、ハンユニスにあるアマル病院とナセル病院が激しい砲撃と銃撃を受け、包囲されていると明らかにしました。
アマル病院では、スタッフにけが人が出たほか、病院内と連絡がとれなくなっているとしています。
こうしたなか、複数のイスラエルメディアはハマスとの戦闘停止に向けた交渉について、イスラエルが「態度を軟化させた」と伝えました。
アメリカが提示した妥協案を受け入れたとしていて、釈放するパレスチナ人の囚人を倍に増やすことに合意したということです。
ハマスが解放する人質40人と引き換えに、イスラエルはパレスチナ人の囚人を700人から800人釈放する用意があると伝えています。

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