AP通信などによりますと、イスラム過激派組織「イスラム国」がモスクワ郊外のコンサートホールで起きた銃乱射事件について、犯行声明を出したということです。

声明は「イスラム国」系の通信社が22日、SNSに投稿したもので、「多くのキリスト教徒が集まった場所を襲撃し、数百人を殺傷した」などと主張したということです。

今回の銃撃について、アメリカ政府関係者はJNNの取材に対し、「イスラム国」の犯行を「疑う理由はない」と述べました。

アメリカのCBSテレビもアメリカ政府当局者が「イスラム国」が犯行に関わったことを裏付ける情報を確認したと報道しています。

また、アメリカのNSC=国家安全保障会議の報道担当者は今回の攻撃に先立ち、情報機関を通じてロシアにテロ攻撃の可能性についての情報を提供していたことを明らかにしました。

在ロシア・アメリカ大使館は7日、過激派がコンサートなどを狙ったテロを計画している情報があるとして警戒を呼び掛けていました。