ウクライナの広い範囲にロシア軍の攻撃があり、少なくとも3人が死亡しました。水力発電所にも被害が出たほか、停電も起きていて、エネルギー相は「最近のエネルギー施設に対する攻撃で最大規模だ」としています。
ウクライナのクリメンコ内相は22日、ロシア軍が西部や南部など広範囲への攻撃を行ったと明らかにしました。中部のフメリニツキー州で2人が死亡、少なくとも8人が負傷したとしています。
また、ザポリージャ州の当局者はインフラ施設が攻撃を受けたほか、民家が損傷し1人が死亡、8人がけがをしたとしています。
さらに、ウクライナ国営の水力発電会社はザポリージャ原発に電力を供給しているとされる国内最大の水力発電所で火災が発生したと発表しました。
ダム決壊の恐れはないということですが、攻撃により複数の電力設備が大きな被害を受け、各州で緊急停電が起きていて、エネルギー相はウクライナのエネルギー施設に対する近年で最大規模の攻撃だと強調しています。
ウクライナ空軍は今回の攻撃について、ロシア軍はあわせて151のミサイルやドローンを使い攻撃を試みたと指摘。うち破壊したのは92だとしています。

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