ドジャース大谷選手の通訳だった水原一平氏をめぐっては、捜査の動きも出始めているようです。ロサンゼルスから小川記者の報告です。

今回の件を報じた現地アメリカのESPNが続報を伝えています。水原氏は20日の試合の後に、クラブハウスで今回の件をチームメイトに伝えたということで、ここまではすでに報じられていますが、ドジャースの関係者の話として、大谷選手はこの時初めて何が起きているかを理解したとしていて、複数の質問を始めたということです。

また、水原氏は、ESPNによる「これまで意図的に正確でない通訳をしたことがあるか」という質問に対して「それは一度もない」と話したそうです。一方で「大谷選手の知らないところでお金を取ったことがあるか」という質問に対しては、答えなかったということです。

きのうから報じられているように、水原氏、当初は「大谷選手が借金を肩代わりしてくれた」と話していましたが、その後一転、「大谷選手は賭博による借金について何も知らなかった、送金もしていない」と話しています。

一方、ESPNは、大谷選手の代理人が「大谷選手が巨額の窃盗被害」に遭ったとして、当局に捜査を要請したと新たに伝えていますが、この「巨額窃盗被害」の詳細については明かされておらず、大谷選手側、水原氏側双方の主張の詳細が今後、明るみにでるのかが注目されます。