ダブル受賞の快挙です。映画の最高峰・アカデミー賞の授賞式が行われ、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が長編アニメ映画賞を、山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」がアジア作品として初めて、視覚効果賞を受賞しました。

日本時間の午前8時からロサンゼルス・ハリウッドで行われた第96回アカデミー賞授賞式で、山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」がアジア作品で初めての快挙となる視覚効果賞を受賞しました。

ゴジラ生誕から70年の節目で大きな金字塔を打ち立てるとともに、ハリウッドに大きな“足跡”を残しました。

山崎貴監督
「日本の映画が海外でもある程度興行していければ、日本の環境は変わっていくと思いますし、僕らで変えていかなきゃいけないと思っています」

国際長編映画賞には、役所広司さん主演の「PERFECT DAYS」がノミネートされていましたが、惜しくも受賞を逃しました。

また、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が長編アニメ映画賞を受賞しました。宮崎監督の作品がアカデミー賞を受賞するのは2003年の「千と千尋の神隠し」以来2度目で、2014年の名誉賞とあわせ、3度の受賞は黒澤明監督と並び、日本人最多となります。

一方、スタジオジブリでは…

スタジオジブリ 鈴木敏夫プロデューサー
「こういう賞をいただけたのは、その瞬間、本当に心の底から嬉しかったですよね。(Q.宮崎駿監督は?)もう本当に普通ですよね。『よかったです』って。映画の基本は、なんで今のこの時代にこの作品が必要なのか、それをちゃんと考えるところが大きいような気が僕はしています。今回も、それをやってのけたんだと思います」

※宮崎駿監督(「崎」=旧字体の「たつさき」)